クイーンを愛したチーフのブログ

書き出しは既にもう決めている。「今から私が記すこの物語は、クイーンを愛したチーフのブログである」と

ベルナン(ポケベルでナンパ)で知り合った子と実際に会ってみた友人と僕

失礼します。

しゃあtheSkywalkerです。

 

 

 

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ポケベルが鳴らなくて

 

 

僕が高校生の頃に流行ったドラマ。

同タイトルの主題歌も当時ヒットしました。

 

この曲の作詞を担当したのは

AKBグループのプロデュースでお馴染み

あの秋元康先生です。

 

そうです。

「バナナの涙」や「セーラー服を脱がさないで

の様な下ネタ以外にも

素晴らしい作品が多いのです。

 

 

 

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ポケットベル」と言うのは

受信専用の通信機器。

 

現在のように携帯電話が普及する以前

主に外回りの営業マンなどが

会社から持たされるビジネスツールでした。

 

ですから

僕のポケベルのイメージは

「オッさんが使うもの」でした。

 

 

同級生の1人が親に持されてたんすよ。

んで少し見せびらかすようにしてた。

 

なんかね、黒い革のケースに入れて

腰のベルトに付けてたんですの。

 

警察官の無線機かよ!って

皆んなで馬鹿にしていました。

 

 

 

しかしですね、

徐々にポケベルがブームになって来たんです。

数字のメッサージを語呂合わせして読み

コミュニケーションを取るというのが

女子高生を中心として流行りだしました。

 

 

「084ー」はオハヨー

「0833」はオヤスミなど。

 

これね、決まりきった挨拶程度なら

読むのは簡単ですが

複雑な文章となると難しい。

 

読めなかったり誤読したり

かなり沢山の出来事があり

それはそれで何エピソードも

ブログが書けそうなほどあります。

 

 

クラスにケンジ(仮名)という友人が居たのですが

数字の解読が天才的に上手かったのです。

 

「ケンジ〜!これ何て読むのかなぁ〜」

と女子たちから解読依頼が殺到してました。

ケンジは次々と解き明かしていきます。

 

ケンジの凄いところは

それまでのメッセージの文脈も考慮し

推測しながら解読するところ。

 

女子たちからの信頼も高く

クラスの覇権を握ったと言っても

過言ではありません。

 

女子たちのメッセージのやり取りを

全て把握しているんですもんね。

 

やはり情報の集まるところに

人が集まると言うのは

今も昔も変わらないもんですな。

 

 

 

しかしですね、

ケンジの覇権はすぐ終焉を迎えます。

カタカナの送れるポケベルが発売され

皆んなそちらに機種変更をしたのです。

 

 

「天は二物を与えず」という言葉を

信じるのならば

ケンジの才能は高校時代に開花して

ほんの数ヶ月で

無用の長物になってしまった。

 

今ごろTVショッピングの

電話番号の語呂合わせを考える

仕事でもしてるのかな?

 

 

 

さて、ここまでで既に

1000文字を越える文章になってしまいました。

 

しかし

ここからが今日の本題です。

 

 

 

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高校3年生の時の話です。

当時、夜な夜な友人達と遊んでいました。

 

仲のいい先輩たちが

クラブイベントを計画していて

僕たちもスタッフとして

そのイベントを手伝う事になっており

皆んなそれを楽しみにしていました。

 

綺麗なお姉様方と知り合えるチャンスに

スタッフとして参加出来るのは

かなりのアドバンテージですよ。

 

 

 

 

ある日

僕らが麻雀をして遊んでいると

その横で暇そうにしてた友人Aが

 

「今からベルナンをする!

だからお前たち好きな数字を言ってくれ!」

 

と電話を片手に言い出しました。

 

 

 

「ベルナン」というのは

適当なポケベルの番号へメッセージを送り

女の子をナンパする遊び。

 

僕らもポケベルを持ち始めた頃

面白がってやりましたが

流石に3年生の時には

「え…。今更ベルナン…?」

という感情。

 

 

 

ベルナンをする時

まず「052-XXX-XXXX」と番号を押します。

(僕らの地域の場合)

これ下手すると固定電話に掛けちゃうんです。

だから大体、自分の番号と近い番号を選びます。

 

そして上手くポケベルに繋がったら

僕らの場合

「オトコカナ?オンナカナ?」と

メッセージを送り

その後すぐに自分のポケベル番号を送ります。

 

ここでまず相手が女の子の確率は

普通に言って50%

そしてその女の子が年頃の確率は

それより更に下がります。

 

そして更に

メッセージを返信して来てくれる

“ノリの良い女の子の確率”と考えると

だいぶ低くなりますよね。

 

 

「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」

 

と思いますよね?

でもベルナンの場合それが出来ないんです。

 

1度に2個も3個もメッセージを送ると

返信が来た時

どの番号からなのか分からないのです。

これが受信専用機能の不便さよ。

 

んで

送ってすぐ「オトコダヨ」とか

返信が来たなら次に行けていいですが

1時間後かも知れない、翌日かも知れない、

返信すら来ないかも知れない。

 

だから1日にせいぜい1人。10日で10人。

そんな少ない弾の数で

「ノリの良い年頃の女の子」をツモるのは

かなり至難の技。

 

そもそも10日も

モチベーションが持続せん。

 

 

仮にツモれたとしましょう。

そこからメッセージのやり取りを通じ

電話番号を交換するまで仲良くなり

実際に会う約束までこぎつけ

そこから恋愛へと発展させる…

 

考えただけでも

気が遠くなる作業っすわ。

 

 

そんな経験則もあってか

僕らは友人Aの事を冷ややかに

見ていました。

 

 

 

僕らは皆んな違う高校に通ってました。

しかし友人Aは僕と中学が同じでした。

昔から頭が悪く下心には異様なほど

執念を燃やすタイプ。

 

まあ、そんな所が面白くて

皆んな好きだったんですけどね。

 

顔もね

イチローをもっと格好良くしたような

サル顔のイケメン。

昔からかなりモテてました。

 

そんな彼が意気揚々と

電話機片手にベルナンをする姿は

文明機器に触れた原始人のようで

いささか滑稽でもありました。

 

 

しかし僕らの予想とは裏腹に

友人Aのポケベルに早速返信がありました。

 

「オンナダヨ」

 

え?マジで?

一発ツモとかやるじゃないか。

これはもしかしたら満貫…

いや跳満もあるかも…

 

そんな僕の視線の先には

大喜びでメッセージを送る

友人Aの姿がありました。

 

 

 

 

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後日、友人Aに会った時

あれからどうなったかを

尋ねてみました。

 

相手は県内の海に近い市に住む

1つ歳下のアヤコ(仮名)と言う女子高生。

既に電話番号を交換して

何度か話したとの事。

 

進展すげえ!

これは役満もあり得るぞ!

 

僕はビックリしました。

 

 

「でさ、しゃあにお願いがあるんだけど…」

と友人Aは切り出しました。

 

 

“私の友達も交えて

メッセージのやり取りをしたいから

誰か友達を紹介して欲しい”

 

とアヤコから提案されたので

僕に加わって欲しいと。

 

僕としては全然問題ありません。

むしろベルナンの面倒くさい段階を

友人Aがクリアしてくれてるから

逆にラッキーと言ったところ。

 

 

こうして4人による

メッセージのやり取りが始まりました。

 

 

 

 

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アヤコの友達はサナエ(仮名)と言って

主に友人Aとアヤコ、

僕とサナエという図式で

やり取りを続けました。

 

4人という安心感からか

サナエは電話番号を簡単に教えてくれました。

それ以来よく通話をしました。

 

僕は何の苦労もせずに

全て友人Aのおかげですわ。

 

 

アヤコともよく通話しました。

アヤコはノリが良く面白くて

友達の話をよくしてたので

友達の多い女の子だろうという印象。

 

サナエは喋り方がおっとりしていて

ふにゃ〜とした可愛らしい印象。

 

2人ともよく笑ってくれて

通話がとても楽しい毎日でした。

 

 

アヤコから友人Aについて

「面白くて凄く優しい」

と聞いた僕は

 

「その上めちゃくちゃイケメンだよ」

と答えておきました。

 

僕がサナエの事を聞くと

 

「めっちゃ可愛い!チョー可愛い!

すっごい細くてスタイルが良い」

 

と教えてくれて

僕の期待はどんどん大きくなっていきました。

 

実際のアヤコとサナエ、

どんな感じなのか?

 

会ってみたいなぁと

徐々に思い始めました。

 

 

 

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友人Aはアヤコを

今度ある先輩たちのクラブイベントに誘いました。

 

その結果、アヤコとサナエは

是非行きたい!と

イベントに来てくれる事になりました。

 

ホントね僕は何の苦労もせず

友人Aのおかげで

2人に会う事が出来る状況になりました。

 

これはマジで凄い事になったぞ。

ベルナンで知り合った女の子達に

実際、会う事になったんですもん。

 

 

他の友人達にも鼻高々です。

 

「え!会う約束したの〜?」

「お前らすげえなぁ!」

 

18歳の男子たちにとっては

もう快挙と言える偉業ですよね。

 

 

僕らが楽しみにしていたイベント、

また更に違う楽しみが増えました。

 

 

 

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やり取りを続けていく内に

僕はある異変を感じました。

 

アヤコが明らかに

友人Aの事を惚れ始めているんです。

 

通話をしていて

それをヒシヒシと感じるんです。

 

 

こちらに好意を寄せてくれるのを

「異変」と言っては失礼かも知れないですが

顔も見たことない状態で

惚れる事なんてあるのか?

と少し怖くなってきました。

 

「Aくん素敵だなぁ」とか言う軽い感じじゃなく

「ぞっこんに惚れてる」感じ。

 

それには友人Aも同感でした。

最近アヤコの言動がちょっとおかしいと。

少し曇った表情を浮かべておりました。

 

 

友人Aとしましても

最初は下心からベルナンをしたのですが

会った事もない状態で

こうも簡単に惚れられると

流石に困惑すると言ったところ。

 

 

周りの友人達は

「顔も見てなくて惚れるなんてヤバくね?」

「男に縁のないようなブスだよ絶対w」

と笑っています。

 

いや、口に出さないようにしてましたが

そんなん僕らが一番感じてます。

 

イベントの日はもうすぐ、

雲行きが徐々に悪くなってまいりました。

 

 

 

 

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ある日、友人Aは凄く暗い顔をして

「ちょっと話がある…」

と僕を外へ連れ出しました。

 

 

昨夜、アヤコと通話していた時に

お互いがどんな感じなのか喋っていて

体重の話になったようなのです。

(そんな話をするのもどうかと思うけど)

 

「体重何キロあるの〜w」

「やだ〜教えないよ絶対w」

「もしかして80キロくらい?笑」

「も〜!そんな訳無いじゃん!」

「だよねw ゴメン、ゴメン笑」

 

こんな会話をしたそうですが

その後アヤコがボソっと呟くように

 

「昔はあったけどね…」

 

と言ったとか言わないとか。

小声だったけど、そう聞こえた。

と友人Aは言うんです。

 

友人Aは暗い顔をしています。

 

 

その話を聞いた僕は

サナエとのある会話を思い出しました。

 

 

「お前、めっちゃ痩せてるみたいやん」

 

「え〜!そんな事ないよぅ」

 

「でもアヤコが言ってたよ痩せてるって」

 

「全然だよ!二の腕とかプルンプルンだし。

そりゃアヤコに比べたらそうかもだけど…」

 

僕は友人Aに

以前サナエとこんな会話をした事を伝えました。

 

 

友人Aの表情はどんどん蒼くなっていきます。

「もしかしてアヤコはデブなのでは?」

と疑心暗鬼になっていました。

 

 

僕としましても

友人Aの話とサナエの話を考慮すると

アヤコがデブという結論が

どうしても辻褄が合う。

 

 

僕ら2人は

何とも言えない感情を抱えながら

とうとうイベントの日を

迎えることになりました。

 

 

 

 

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僕らは夕方前くらいに集合し

先輩たちの待つ会場へと向かいました。

 

皆んな今日のイベントには

かなりの気合いが入っており

髪型や服装などバッチリ決めて来ていました。

 

 

当然、僕と友人Aも同じなのですが

2人とも表情が暗い。

あと少ししたらアヤコ達と会う事になる。

 

そんな折

アヤコから連絡が来ました。

 

「モウスグエキニツクヨ」

 

この後どんな未来が待ち受けているのか

いざ直面した友人Aは

 

「しゃあが1人で迎えに行ってくれ」

 

と言い出しました。

もう顔は泣きそうに見えました。

 

いやいやいや、

そんなん違うやん!

元を辿れば自分が撒いた種じゃないか!

逃げ出したいのは俺も同じや!

 

僕はいつになく声を荒げて

Aを叱咤しました。

 

結局2人で駅まで迎えに行くことに。

 

 

駅の外には

2人の女の子が立っていて

僕らはすぐに分かりました。

 

 

「初めまして!しゃあさんとAさんですか?」

 

 

向こうも僕らにすぐ気付き

声をかけてきました。

 

今まで長くやり取りをしていたので

僕ら4人はすぐ打ち解け

近くの喫茶店へ連れて行きました。

 

 

2人とも知らぬ土地に

よく来てくれたなぁと

そんな会話で盛り上がりました。

 

 

 

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デラックス。

 

 

 

 

茶店で色々と喋りました。

今まで電話とポケベルだけのやり取りだったので

実際会うと話すことが沢山ありました。

 

アヤコが写真をいっぱい見せてくれました。

学校の教室や行事など

沢山の友達と楽しそうに写っていました。

 

やはり僕らの印象通り

アヤコは女友達の中心人物ぽいキャラでした。

 

 

アヤコの外見は

一言で表すとマツコデラックスでした。

 

僕は人の外見上の悪口は言いたくない性分。

ましてや女の子に対してはもってのほか。

このブログで書いてる今も気が引けますが

完全にマツコデラックスでした。

 

一方のサナエは

当時人気だった歌手ユニット

PUFFY」のアミに似て

とっても可愛い子でした。

 

 

アヤコに見せてもらった写真には

イケてる女子高生ばかり写っていましたが

アヤコだけはデラックス。

 

いや、アヤコもかなりオシャレだし

イケてると言えばイケてる女子高生なのですがね。

 

 

そんなこんなで

イベントオープンの時刻となるのでした。

 

 

 

 

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たくさんの来場者に

僕らはてんてこ舞い。

 

アヤコ達を気にしつつ

他にも誘った知り合いの対応に追われて。

その上、スタッフとして

色々やる事もあるし。

 

少し落ち着いたら

自分もイベントを楽しもう。

そう考えていました。

 

 

しばらくして

オープン時の忙しさも落ち着き

僕はフロアの方へ向かいました。

 

隅の方に目をやると

1人で壁にもたれ掛かっている

サナエの姿があります。

 

 

僕が声を掛けると

サナエは安心した表情を浮かべ

僕の近くに寄ってきました。

 

確かに

初めてくる場所で

僕とAしか知り合いの居ないイベント。

 

「勝手に楽しんでいて」

では流石に可哀想。

 

しかし僕ら皆んな

ずっと楽しみにしていたイベントです。

サナエが僕の服の袖を掴んでいる状態で

楽しむことが出来るのだろうか。

 

 

そんな事を考えながら

友人Aの方を見ると、

Aが行く場所、行く場合

がっちりアヤコデラックスがマークしています。

 

もしアヤコがサッカーを始めたのならば

優秀なDFになっていたでしょう。

友人Aは振り切る事が出来ない様子。

 

「死んだ魚の目」という比喩を

何度か聞いたことはありましたが

実際にそれを見たのは初めてでした。

 

そんな友人Aを見ると僕なんて全然良い方。

むしろオープン早々に女の子を連れてるなんて

上位ランクのイベント満喫者。

 

他から見た僕と友人Aは

おそらく天と地ほどの差があった事でしょう。

 

 

 

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遅い時間になり

アヤコ達を駅まで送り届けた後

僕はAを励ますことに必死でした。

 

憔悴しきったAの顔には

一切の感情もそこには無い。

 

楽しみにしていたイベントが

こんな形になってしまったので

無理もありませんね。

 

 

一大イベントが幕を閉じ

また普段の生活に戻りましたが

僕ら4人の関係はその後も続く事に。

 

 

アヤコは実際にAと会った事で

以前よりずっと

Aの事を好きになってしまいました。

 

友人Aによると

毎晩のように電話が掛かってきて

いつも長電話になってしまうと。

 

Aの性格上、

なかなか冷たい態度が出来なくて

それが余計にアヤコをその気にさせてしまう。

悪循環って感じ。

 

 

僕がサナエとよく遊んでいるのを

Aはいつも羨ましいと言っていました。

 

 

 

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月日もたち

アヤコは高校を卒業します。

 

そのあたりから

アヤコは事あるごとに

僕ら友人達の集まりの場所へ

顔を出すようになりました。

 

Aに会いたい想いでしょうが

その行動力は凄まじかったです。

 

 

Aが他の女の子と少しでも話していると

すごい目つきで睨めつけていました。

 

「ちょっと!あの子なんのつもり!」

僕らが仲良かった女の子達は

アヤコに対して怒っていました。

 

嫉妬の塊と化したアヤコは

もうAの事しか見えていない状態。

 

僕もAもアヤコに対し

「来るな」とは言えず

どうにも手が付けられない感じでした。

 

 

 

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その後も数年ほど

アヤコはAに何度もアタックして

そのたびにフラれ

よく相談に乗りました。

 

何度も電話が掛かって来て

よく話をしました。

 

高校生の頃からを思うと

数え切れないほどです。

 

 

僕はアヤコを友達として振り返ると

自分の恋心を上手く操れなくて

いろんな人に反感を買っていましたが

根っこの部分は明るくて“いい奴”でした。

 

アヤコからは恋バナ以外にも

友達の話やら仕事の話やら聞いたし

僕の話も親身になって聞いてくれたし。

普通にしていれば

とても感じの良い女の子。

 

 

アヤコの立場になってみると

高校生の多感な時期、

突然ポケベルにメッセージが届いてきた。

 

電話で喋ってみたところ

とても優しくて面白い男性だし

いざ実際に会ってみると凄くイケメン。

 

そりゃ惚れてまうわな。

マンガのような出会いですもん。

 

 

 

暴走気味のアヤコの恋でしたが

それだけ一生懸命だったという事。

 

僕はアヤコの恋の

一部始終を見たのだから

それが本物だったと断言出来ます。

 

 

 

 

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アヤコと僕は今でも繋がっています。

もう数年会っていませんし電話もないですが

今でも年賀状が届きます。

 

結婚して2人の子供にも恵まれ

とても幸せそうです。

 

いつも送られてくる年賀状には

必ずと言っていいほど家族写真が

載せられています。

 

だいたい旦那さんと手を繋いでいて

旅行先で撮ったものが多いかな。

 

毎年、アヤコの年賀状を見ると

僕の方まで嬉しくなります。

 

 

アヤコの横には

飛びっきりの笑顔で写る

友人Aの姿があるのだから。

 

 

 

 

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今回はこれで以上です。

長々と読んでいただき

ありがとうございます。

 

お相手は

しゃあtheSkywalkerでした。