クイーンを愛したチーフのブログ

書き出しは既にもう決めている。「今から私が記すこの物語は、クイーンを愛したチーフのブログである」と

アメリカ、中国による月面覇権争い

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失礼します。

しゃあtheSkywalkerです。

 

 

1969年7月20日

アメリカが行なったアポロ計画にて

アポロ11号が人類史上初の有人月面着陸という

偉業を達成いたしました。

 

その後も1972年のアポロ17号まで計6回

有人月面着陸を成功させています。

 

しかしそれ以降48年間

人間は月の地を踏んでいません。

 

 

 

 

皆さん、「宇宙」って聞くと

選ばれし人間しか行けない

とても遠い場所のような気がしますよね。

 

まあ簡単に行ける場所じゃないのは

間違いないのですが

地球の周回軌道に乗るのは

地上から200kmほどの高さなんです。

ロケット発射から15分くらいで

もうそこは宇宙。

 

宇宙飛行士さん達が向かう

国際宇宙ステーションの高度は

約400kmほど。

 

東京〜名古屋くらいの距離ですか。

割と近い気がしてきました?

 

 

じゃあ、これを踏まえて

月までの距離を発表します。

 

なんと36万km〜40万km!

(月の公転軌道は楕円なので)

 

めちゃくちゃ遠いんですよ。

月って。

 

アポロ11号は月まで3日間かかりました。

 

そんな遠い所へ有人飛行をするのは

お金も相当かかりますし

万が一の事故の可能性もあるので

今では無人探査機が主流ですね。

 

 

冷戦時代にソ連と覇権を争っていたアメリカは

宇宙開発で少し遅れをとっていたので

有人による月面着陸は

国の威信をかけたプロジェクトでしたが

ここ半世紀はその大義名分も薄れ

人間を月に送る計画すら出ませんでした。

 

 

もう人類は2度と月の地を踏むことは

無いのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

水力発電、火力発電、原子力発電。

 

水力発電はダムを建設する必要があり

広大な自然を破壊してしまいます。

発電効率も火力より劣るし。

 

現在でも主流なのは火力発電。

デメリットとしては二酸化炭素の排出ですね。

化石燃料を燃やすから仕方ありませんが。

 

風力や太陽光などの

クリーンエネルギーも注目されてますが

いかんせん発電効率が低い。。。

 

それで期待されていたのが原子力発電。

二酸化炭素を出しませんからね。

一時期は発電の3割を担っていました。

 

 

 

 

 

例えば5gの物質があるとしますね。

細かく切り刻んでもそれは5g。

 

溶かして液体にしても5gだし

蒸発させて気体にしても5g。

 

でもね何らかの方法で

この質量5gを減らすことが出来たら

その消えた質量はエネルギーに代わるんですの。

 

もしたった5gの質量の全てを

エネルギーに変換出来たとしたら

25mプールの水を沸騰させるぐらい

エネルギーがあるんですって!

ビックリですよね。

 

アインシュタインは凄い。

 

原子力っていうのは

核分裂反応を利用しています。

 

ウランが核分裂すると僅かながら質量が減って

莫大なエネルギーが発生するので

それを利用してるらしいです。

 

でもやっぱり怖いのが放射能漏れ。

原発事故の発生頻度は低いけど

事故が起きた時の被害がデカい。

 

あとデメリットと言えば

使用済み核燃料の処理。

現在の科学では地中に埋めるくらいしか

廃棄する方法がないとの事。

 

どこがクリーンやねん。て感じ。

 

それで次に期待されてるのが

核融合」です。

 

 

 

 

 

水兵リーベ、僕の船。

 

学生の頃覚えましたね〜

まだ覚えてます?元素周期表

 

1番軽い水素から始まり

ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素…

 

この1番軽い水素同士を融合させて

ヘリウムになった際

水素原子2個分より質量が

減ってしまうらしいんですって。

んでその分がエネルギーになると。

 

このね、水素同士の核融合反応って

太陽と全く同じ物。

人間は太陽を作り出そうとしてます。

凄いですね。

 

 

ただこの水素同士の核融合って

相当大変らしいです。

超高温、超高圧が必要で

かなり高度な技術が要求されます。

 

太陽って沢山の水素の集まり。

中心部分はその重みで超高圧になり

それによって超高温という状況なので

自然と核融合反応が起きちゃうんです。

 

太陽はその核融合反応で

莫大なエネルギーを発生させ

地球は恩恵を受けています。

 

同時に有害な紫外線や放射線

あと核融合で生成された物質(太陽風)も

撒き散らしますが

 

地球には大気があるので

僕たちは守られております。

上手いこと出来てますね。

 

 

 

上記の通り水素同士の融合は難しいのですが

他の組み合わせの核融合もあります。

 

重水素三重水素、ヘリウム3といった

物質を使うと比較的簡単みたいです。

 

この中で重水素は地球上に沢山ありますが

三重水素は僅かしか無い。

 

ヘリウム3は太陽から地球に降り注いでいますが

水に溶けない気体なので

大気中から抽出することが難しい。

 

どこかにヘリウム3は無いか?

 

そこで注目されてるのが大気の無い月。

太陽が撒き散らしたヘリウム3が

月面には大量にあるのです。

 

 

 

 

 

核融合反応で使える物質が月から採掘できる」

 

アメリカにとってこの大義名分は

半世紀前とは意味が違う。

 

次世代エネルギーになり得る資源を巡り

アメリカと中国は月進出に乗り出しています。

 

核融合は石油の8000万倍と言われるエネルギー。

月面に基地や採掘施設を作ったりして

それを手に入れる競争をするでしょうね。

 

15世紀に始まった大航海時代

ヨーロッパ各国が地球の覇権を争ったように

月の覇権争いが始まりそうです。

 

 

中秋の名月

 

もうこれを見ても

風流とは思えなくなってきました。

 

 

 

今回は以上です。

 

お相手は

しゃあtheSkywalkerでした。